資格の有無別に分けた「めちゃくちゃ稼げる仕事TOP10」を一挙解説!
日本人の平均年収を上回る、稼げる仕事・職業を20選まとめていますので、これからの目標、収入アップの指標としてぜひ活用してください!
めちゃくちゃ稼げる仕事はたくさんある
国税庁の民間給与実態調査によると、令和元年における日本人の平均年収は約436万円になっています。
しかし、この平均年収を上回る職業も数多くあるのです。
結論からまとめると、
「資格が必要な仕事の方が年収が高く、勤続年数が低い傾向」にあります。
これは独立による離職等が多いため、勤続年数が低く算出されている、という目安にもなります。
やや収入が低く感じる職業もありますが、あくまで平均ベースですので、実際は勤続年数と共にどんどん上がっていきます。
まずは、資格が必要な稼げる仕事TOP10を見ていきましょう!
資格が必要な稼げる仕事TOP10
資格が必要だけど稼げる仕事TOP10を紹介します。
名称 | 仕事内容 | 年収 |
パイロット | 航空機の運航 | 1694万 |
医師 | 患者への医療行為・診察 | 1169万 |
不動産鑑定士 | 土地建物の価値鑑定 | 754万 |
弁護士 | 法律の専門業務 | 728万 |
高等学校教員 | 高等学校での教務 | 709万 |
一級建築士 | 建造物の設計・デザイン | 702万 |
公認会計士・税理士 | 会計・税理の専門業務 | 683万 |
電車運転士 | 鉄道等の運転 | 618万 |
獣医師 | 動物への医療行為・診察 | 571万 |
歯科医師 | 患者への医療行為・診察(歯科) | 570万 |
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータより
資格が必要な職業というだけあり、年収がかなり高いですね。
基本的にはどれも難易度が高く、資格難易度が一番低い高等学校教員も、公立ではなく有名私立への就職が前提と考えた方が良いでしょう。
また、どれも責任が強く求められる職業になるため、精神的なタフさも要求されます。
パイロット
【職業データ】
平均年齢 | 39.4歳 |
勤続年数 | 10.3年 |
労働時間 | 140時間/月 |
超過労働 (残業) |
1時間/月 |
月額給与 |
1,224,300円
|
年間賞与 |
2,254,500円
|
平均年収 |
16,946,100円
|
【職業解説】
難関資格である「定期運送用操縦士」の取得が必要です。
航空機のパイロットは男女の待遇差が無く、高収入で勤続年数も10年以上と長い職業です。
残業も少なく、安定したワークライフバランスが魅力的な仕事となります。
敢えていうならばですが欠点として、飛行機事故や犯罪等のトラブルがあるため、緊急時においては生命の安全が保障されている訳ではありません。
乗客のことを第一に考え、自分の命と引き換えにでもクルーや乗客を守る強い責任感と判断力が求められます。
近年は世界で航空パイロット不足ということもあり、海外の航空会社では転職パイロットに2000万~3000万円の年俸を提示するケースも。
医師
【職業データ】
平均年齢 | 40.7歳 |
勤続年数 | 5.2年 |
労働時間 | 156時間/月 |
超過労働 (残業) |
15時間/月 |
月額給与 | 910,000円 |
年間賞与 | 772,300円 |
平均年収 |
11,692,300円
|
【職業解説】
最難関資格の一つである「医師免許」が必要です。
研修医から始まるため、20代は450万~680万前後で推移しています。
本格的に稼働する30代からは、年収が1000万円を超えてくるケースもあり、30代半ばでは平均1200万円以上と勤務医でも高収入を目指せます。
勤続年数が5.2年と短いのも、独立や転職が活発に動いている市場であり、開業医の場合は年収が数千万単位で跳ね上がるケースも。
人命にかかわる重責に耐え、生命を左右する選択を適切に行う能力が問われます。
不動産鑑定士
【職業データ】
平均年齢 | 46.6歳 |
勤続年数 | 7.5年 |
労働時間 | 146時間/月 |
超過労働 (残業) |
0時間/月 |
月額給与 | 490,300円 |
年間賞与 |
1,662,300円
|
平均年収 |
7,545,900円
|
【職業解説】
難関資格である「不動産鑑定士」の取得が必要です。
男女の年収を比較すると、男性が約50万円ほど高い傾向にありますが、女性の不動産鑑定士は7%ほどで、データの母数としてはあまり参考になりません。
資格取得後は、就職先で実習研修を受けることが義務付けられており、まだ見習いとして扱われるため、月給も一般大卒者とさほど変わりません。
ただし、実習期間終了後は不動産鑑定士としての業務が本格的に始まり、資格手当も加算されるため月給が5-10万円ほど一気に昇給します。
その後も、実績に応じて昇給を続けるため、残業せずとも高収入になる仕事も一つです。
資格難易度が高く、30代や40代の受験者もいるため平均年齢は46歳とやや高いのも特徴的。
弁護士
【職業データ】
平均年齢 | 40.1歳 |
勤続年数 | 5.5年 |
労働時間 | 160時間/月 |
超過労働 (残業) |
1時間/月 |
月額給与 | 502,500円 |
年間賞与 |
1,255,600円
|
平均年収 |
7,285,600円
|
【職業解説】
最難関資格の一つである「法曹資格」の取得が必要です。
法科大学院で2年~3年勉学に勤しみ、その後難関試験の「司法試験」への合格が資格取得までの前提であり、非常に難易度が高いことで有名です。
司法試験合格後は、1年間の司法修習を経て、最後の終了試験に合格すると「法曹資格」が取得でき、法曹(弁護士・検察庁・検察官)として働くことが許されます。
年齢による受験規定がないため、平均年齢も40.1歳とやや高めになっています。
弁護士としての法律の専門知識、関わる業界への理解、論理性が高く求められる職業でありますが、やりがいや高い収入が労力を伴う見返りとなるでしょう。
高等学校教員
【職業データ】
平均年齢 | 43.7歳 |
勤続年数 | 14.3年 |
労働時間 | 161時間/月 |
超過労働 (残業) |
2時間/月 |
月額給与 | 441,100円 |
年間賞与 |
1,800,400円
|
平均年収 |
7,093,600円
|
【職業解説】
仕事を行うために必要な資格(免許状)「高等学校教諭普通免許状」の取得が必要です。
私立・公立によって年収に差異があり、私立の方が10万円程度高いようです。
ただし「私立高校の教員の給与は公立に準ずる」という法律による規定があるので、収入の大きな違いはありません。
一方、公立校と私立校の手当には差があるため、休日出勤・部活手当等で差が開くことも。
勤続年数が長く、転職や独立が少ない業界であることが伺えます。
良くも悪くも勤続年数に応じた、年功序列形式での昇給になるので、安定した収支計画を立てられる点は魅力的です。
一級建築士
【職業データ】
平均年齢 | 48.6歳 |
勤続年数 | 13.4年 |
労働時間 | 165時間/月 |
超過労働 (残業) |
17時間/月 |
月額給与 | 461,800円 |
年間賞与 |
1,487,200円
|
平均年収 |
7,028,800円
|
【職業解説】
難関試験である「一級建築士試験」への合格が必要です。
住宅等の建築に制限される二級建築士とは異なり、大型商業施設や高層マシンション等、制限なく携わることが出来ます。
勤続年数も13.4年と長く、平均年齢も高めな職業ですが、独立や転職等によるキャリアアップも狙えます。
大手ゼネコン・スーパーゼネコン等への就職では、年収1000万円も目指せますが、その他ハウスメーカーや設計事務所の場合は年収500万~700万円で頭打ちになることが多いです。
年収のピークが40代であり、そのタイミングで独立や転職によるキャリアアップを検討する必要があるかもしれませんね。
公認会計士・税理士
【職業データ】
平均年齢 | 42.7歳 |
勤続年数 | 11年 |
労働時間 | 154時間/月 |
超過労働 (残業) |
16時間/月 |
月額給与 | 472,000円 |
年間賞与 |
1,171,500円
|
平均年収 |
6,835,500円
|
【職業解説】
難関試験である「公認会計士試験」又は「税理士試験」への合格が必要です。
公認会計士は、企業の「財務諸表監査」が独占業務として定められ、税理士は「税務書類の作成」「税務代理」「税務相談」が独占業務として認められています。
主となる業務は異なりますが、待遇面では同じ区分として扱われることが多くあります。
ただし、大手監査法人に努める公認会計士の方がやや待遇面が良く、近年では年収100万円以上の差額が生じることも少なくありません。
また、時給2000円~の高時給でのアルバイト雇用も行われているため、女性の場合は結婚による退社後にも資格を生かして働くことも可能です。
独立によって年収1000万円以上も目指せるため、安定・挑戦を選べる部分も魅力的ですね。
電車運転士
【職業データ】
平均年齢 | 39.1歳 |
勤続年数 | 17.5年 |
労働時間 | 146時間/月 |
超過労働 (残業) |
16時間/月 |
月額給与 | 389,700円 |
年間賞与 |
1,511,600円
|
平均年収 |
6,188,000円
|
【職業解説】
難関資格(免許)である「動力車操縦者運転免許状」の取得が必要です。
各鉄道会社に就職し、車掌や駅員等の業務を経験した後、職務の適正検査で適性ありと判断されると道が開けます。
適性試験後は、各鉄道会社内にある「動力車操縦者養成所」へと入校、8~10カ月の訓練を経て資格試験に挑みます。
(会社内に養成所が無い場合は、提携会社または会社内の講習で勉学に励む必要があります。)
国土交通省が指定する養成所を修了した場合に限り、試験科目の一部・又は全てが免除となる制度があるので、養成所のある鉄道会社は非常に有利です。
男女の格差もあまりなく、女性運転士の活躍がニュースで報じられたりと、公平に評価される職種になります。
受験資格取得までのハードルが高くありますが、勤続年数も長く、安定して働ける仕事の一つです。
獣医師
【職業データ】
平均年齢 | 40.5歳 |
勤続年数 | 9.2年 |
労働時間 | 165時間/月 |
超過労働 (残業) |
10時間/月 |
月額給与 | 425,900円 |
年間賞与 | 604,800円 |
平均年収 |
5,715,600円
|
【職業解説】
最難関資格の一つである「獣医師免許」の取得が必要です。
ペットの飼育頭数の増加が顕著であり、需要が高まっている仕事の一つと言えるでしょう。
特定の種類を専門に治療を行う獣医師も増えてきており、まだまだ人手不足な印象を受けます。
あまり知られてはいませんが、獣医師になると無試験で「食品衛生管理者」「家畜人工授精師」の2資格が付与されます。
また「臨床検査技師」の受験資格も付与されます。
医師と同じく、国家・地方公務員、民間企業・病院への就職、独立等様々な選択肢があるため、安定・挑戦を自由に選ぶことができます。
ただし、難易度の割には高給とは言い難いため、収入面を考えると独立が現実的な選択肢かも知れません。
歯科医師
【職業データ】
平均年齢 | 36歳 |
勤続年数 | 5.7年 |
労働時間 | 158時間/月 |
超過労働 (残業) |
2時間/月 |
月額給与 | 450,400円 |
年間賞与 | 296,200円 |
平均年収 |
5,701,000円
|
【職業解説】
最難関資格の一つである「歯科医師免許」の取得が必要です。
年々試験が難化していると言われており、2013年頃までは70%~80%の合格率でしたが、2014年以降は63%~65%になっています。
インプラントや歯列矯正等、保険適用外の診察を行う開業医は高収入になっている反面、歯科医院の乱立が問題視されています。
開業医として挑戦するか、安定した雇用でキャリアアップを狙うか、よく考えて選択する必要がありそうですね。
「歯科恐怖症」「歯医者嫌い」等、患者とのコミュニケーションも病院集客の重要ポイントとなります。
獣医師と同じく、歯科医師になると無試験で「食品衛生管理者」「作業環境測定士」「衛生管理者」などの資格が付与されます。
また、「臨床検査技師」「労働衛生コンサルタント」の受験資格も付与されます。
資格が必要ない稼げる仕事TOP10
名称 | 仕事内容 | 年収 |
大学教授 | 研究・専門分野指導 | 1100万 |
新聞記者 | 取材・リポート | 792万 |
電車車掌 | 鉄道の車掌業務 | 572万 |
システムエンジニア | ITシステムの開発 | 568万 |
港湾荷役作業員 | 積み下ろし | 532万 |
圧延伸張工 | プレス作業 | 518万 |
自動車外交販売員 | 機内サービスの提供・運航補助 | 514万 |
自動車組立工 | 自動車の組み立て | 506万 |
旅客掛 | 乗車券・入場券の販売等 | 505万 |
学校教員・専修学校職員 | 生徒指導 | 503万 |
※厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータより
資格不要のランキングでは、大学教授と記者がダントツで上位となりました。
その他は500~600万円ほどの年収になります。
平均年収と比較するとやや高額くらいですが、生涯賃金だと大きく差が開いてきます。
大学教授
【職業データ】
平均年齢 | 57.7歳 |
勤続年数 | 16.3年 |
労働時間 | 154時間/月 |
超過労働 (残業) |
1時間/月 |
月額給与 | 669,500円 |
年間賞与 |
2,972,200円
|
平均年収 |
11,006,200円
|
【職業解説】
大学教授になるには、これまでの研究成果を認められ、公募又は推薦によって各大学の講師・助手・助教・准教授とステップアップする必要があります。
研究による成果を求められるため、資格取得とは異なり、明確な基準がない中で実力を示す必要がある仕事になります。
大学教授に就任された方は、給与とは別に研究費や予算も付与されるため、自身の研究チームを持つ方が多くいます。
大学での指導も行うので、研究と教育業務を並行する特殊な職業とも言えるでしょう。
ワークスタイルを自分である程度定めることが可能であり、好きな分野を突き詰めたい方には最適な職業です。
教育機関で働くので、福利厚生や年間休日数にも恵まれるというメリットも。
(※研究スタイルによって異なります。)
新聞記者
【職業データ】
平均年齢 | 39歳 |
勤続年数 | 13.6年 |
労働時間 | 151時間/月 |
超過労働 (残業) |
12時間/月 |
月額給与 | 515,500円 |
年間賞与 |
1,736,200円
|
平均年収 |
7,922,200円
|
【職業解説】
新聞記者は大学教授に次ぐ平均年収を誇ります。
大手・中堅・中小新聞社によって待遇がかなり異なりますが、平均して約790万円となっています。
従業員1000人以上の大手の場合は、平均960万円と完全に頭一つ抜ける形に。
ただし、時間外労働が常習化している背景もあるため、実際には12時間以上の残業があると覚悟した方が良いでしょう。
また、特ダネ等のスクープを独占入手すると、報奨金が出る新聞社もあり、成果主義な業界であることも伺えます。
そのため、就活人気の高い大手新聞社を避け、中堅・中小新聞社で実績を作ってから転職するという手も有効です。
システムエンジニア
【職業データ】
平均年齢 | 38.8歳 |
勤続年数 | 12年 |
労働時間 | 156時間/月 |
超過労働 (残業) |
14時間/月 |
月額給与 | 380,800円 |
年間賞与 |
1,129,000円
|
平均年収 |
5,689,000円
|
【職業解説】
自分のスキルによって収入が大きく変わる、IT業界のものづくり職種です。
一口にシステムエンジニアと言っても、実際には個人が持つスキルレベルによって大きく待遇が変わってきます。
例えば、監督者の元で業務を行う作業者は、年収450万円前後
独立して仕事を完遂可能な人材は、年収570万円前後
部下の指導、ディレクションが可能な人材は、年収720万円前後
社内の指導、プロジェクトマネージメント可能な人材は、年収930万円前後
など、特にディレクション・マネージメントが行える人材は需要が高い傾向にあります。
また、IT系列の資格取得による手当も豊富なので、スキルに応じて資格取得し、年収のベースアップも可能。
リーダーシップやマネージメントスキルを身に着け、個人でもチームでも実力を発揮できる人材になることが、高収入への道となります。
電車車掌
【職業データ】
平均年齢 | 36歳 |
勤続年数 | 14.6年 |
労働時間 | 143時間/月 |
超過労働 (残業) |
13時間/月 |
月額給与 | 351,200円 |
年間賞与 |
1,506,400円
|
平均年収 |
5,720,800円
|
【職業解説】
運転士と並び、無資格の高収入職業としてランクイン。
社内試験に合格しないと車掌になれないケースもあり、難易度がやや高い職業となっている。
(車掌=運転士候補生という考え方も一部にある)
大手の鉄道事業者の場合、平均年収は700万円を超えており、列車運行上重要度の高い職務であることが伺えます。
電車運転士と比較すると、平均年齢は3年若い36歳、月の残業時間も3時間ほど短くなっています。
キャリアアップとしては、やはり花形である運転士を目指す人が多いようです。
福利厚生も充実しているので、長く安定して働き続けられるでしょう。
港湾荷役作業員
【職業データ】
平均年齢 | 42.7歳 |
勤続年数 | 14.5年 |
労働時間 | 159時間/月 |
超過労働 (残業) |
42時間/月 |
月額給与 | 373,100円 |
年間賞与 | 849,400円 |
平均年収 |
5,326,600円
|
【職業解説】
船から運ばれるコンテナ・荷物を港で積み下ろす仕事です。
学歴は必要なく、己の体一つでガンガン稼ぎたい、肉体自慢の方にはオススメの職業。
フォークリフトやクレーン操縦の資格を取得すると、資格手当で更に昇給が期待できます。
ただし、船の到着・出発時刻に左右されることが多く、限られ時間の中で仕事を遂行する必要があるので、肉体的にハードな仕事となります。
ハードなだけあり、給与は高く、福利厚生や職場環境の良さもあるのか勤続年数も14.5年と長めです。
40代で収入のピークを迎えるため、その後のキャリアアップとして現場の指導者や監督者を狙っていくべきでしょう。
圧延伸張工
【職業データ】
平均年齢 | 37.8歳 |
勤続年数 | 14.5年 |
労働時間 | 155時間/月 |
超過労働 (残業) |
23時間/月 |
月額給与 | 344,000円 |
年間賞与 |
1,054,900円
|
平均年収 |
5,182,900円
|
【職業解説】
「圧延工」の名の通り、金属を棒状・板状に圧縮して伸ばしたり、溶接作業を直接行ったりする仕事です。
計器類から情報収集し、適切な機械操作を判断、目的の成果物を作り上げていくことが求められます。
学歴・資格などは必要なく、判断力や認知力が必要な仕事と言えるでしょう。
平均年齢も37.8歳と若く、勤続年数は14.5年とやや長めです。
新しい技術や機器に対応し、現場を取り纏めて指導できる立場になれば、年収1000万円も夢ではありません。
キャリアアップとしては、班長・部門長・工場長として現場のマネージメントを行っていく道があります。
自動車外交販売員
【職業データ】
平均年齢 | 37.2歳 |
勤続年数 | 12.7年 |
労働時間 | 168時間/月 |
超過労働 (残業) |
18時間/月 |
月額給与 | 351,400円 |
年間賞与 | 925,800円 |
平均年収 | 5,142,600円 |
【職業解説】
自動車の販売を行う営業マンであり、ディーラー等と呼ばれています。
営業が主たる業務になるため、成果主義な業界でもあり、実力次第で年収を伸ばしていける仕事です。
学歴によって初任給に差が出ますが、成果を出せばその後のキャリアアップに影響はありません。
店内・地区・県・エリアの統括とステップアップすることで、年収が1000万を超えるケースも少なくありません。
中小企業で実績を出し、大手販売店に転職するケースもあり、正に実力一つで人生を切り開くことのできる職業になるでしょう。
残業時間は業務スタイルによって左右される側面があるので、平均よりは長くなるパターンも多くあります。
自動車組立工
【職業データ】
平均年齢 | 38.4歳 |
勤続年数 | 11.9年 |
労働時間 | 155時間/月 |
超過労働 (残業) |
23時間/月 |
月額給与 | 341,700円 |
年間賞与 | 966,300円 |
平均年収 |
5,066,700円
|
【職業解説】
自動車メーカーの工場で自動車を組み上げるプロフェッショナルです。
職人に近いため、学歴より器用さと体力が要求される仕事になります。
販売員と異なり、目に見えた成果を出しにくくはありますが、その分安定して作業を行うことが重要。
自動車組立工は、各部門で作成された自動車パーツを車体に組み付ける最終工程を担当しており、品質担保の要となります。
自動車整備士の資格取得も車内で推奨するケースが多く、業界で働く上で有利な資格を身に着けることもできます。
体力勝負な一面があるため、ディーラー等と比較すると平均年齢はやや若く、マネージメントや設計関係にキャリアアップする方も多くいます。
旅客掛
【職業データ】
平均年齢 | 36.9歳 |
勤続年数 | 13.2年 |
労働時間 | 158時間/月 |
超過労働 (残業) |
17時間/月 |
月額給与 | 338,100円 |
年間賞与 | 994,100円 |
平均年収 | 5,051,300円 |
【職業解説】
乗車券・入場券・定期券の販売や査収を行う仕事で、所謂「駅員さん」がこれに該当します。
休日出勤や夜勤等・緊急事態への対応など、臨機応変に働くことが求められますが、安定したキャリアを築くことが出来る仕事になります。
鉄道会社勤務ということもあり、平均的な年収より高く、その後のキャリアアップも車掌、運転士、主要駅への転属と幅広いです。
特に従業員1000人以上の規模であれば、その平均年収は550万円を超えることもあるため、大手企業を狙いたいところですね。
また、年収のピークも60代手前で迎え、700万円前後が平均年収になるので、長く務めるメリットも大きいです。
資格不要な職業としては、給与面だけでなく福利厚生にも優れた選択肢になるでしょう。
学校教員・専修学校職員
【職業データ】
平均年齢 | 44.3歳 |
勤続年数 | 10.2年 |
労働時間 | 163時間 |
超過労働 (残業) |
6時間 |
月額給与 | 355,300円 |
年間賞与 | 775,400円 |
平均年収 | 5,039,000円 |
【職業解説】
学校教育法に第一条よって定められた学校以外の教育施設で働く人が該当します。
予備校や自動車教習所、料理や裁縫の教育施設、語学学校などが当てはまります。
実践教育に重きを置くため、各技能に応じた能力や実績が無くては働けません。
そのため、平均年齢も44歳とやや高く、中途採用が活発な業界の一つでもあります。
教育機関になるので、福利厚生や各種手当も充実していることが多く、ワークライフバランスの確立が行いやすい点も魅力の一つです。
男女による給与格差は少ない一方で、技能によっては性別の比率が極端に偏っている場合もあります。
まとめ:独立チャンスの多い資格組、キャリアアップの無資格組
以上、ここまで資格の有無別に稼げる仕事を紹介させて頂きました。
資格組の多くは、やはり技能自体の価値が高いため、独立・転職チャンスの多い職業がランクインしています。
医者・パイロットなどの場合「転職」というより「移籍」に近い感覚がある点も特徴的ですね。
無資格組の多くは、勤続・転職によるキャリアアップで上り詰めるという印象です。
平均的な勤続年数も長く、独立する方も資格組と比較すると少数な傾向に。
ただし、日本人の平均年収を上回る金額を稼げることに変わりはなく、特別な資格がなくてもベース給与が高い仕事を選ぶことで高収入が望めることに間違いありません。
資格組の強みは、仕事を辞めても肩書として残ることであり、それを活かした職業に転職も可能。
(コラムニスト、コメンテーター、アドバイザー、講演家等)
最終的には、自分に合う合わないの問題にはなりますが、やりがい・仕事内容・給与面と、自分とマッチする仕事を選んで活躍していきましょう!
「ひねずみライフハック研究所」では、輝いて生きるための仕事術・モチベーションの維持方法を発信しています。
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